<東都大学野球:東洋大5-3駒大>◇第6週初日◇15日◇神宮

 首位を走る東洋大が5-3で駒大を破り先勝した。1番坂井貴文外野手(2年=春日部共栄)が同点打、勝ち越し打と2安打2打点の活躍だった。捕手不足に悩むロッテスカウトは、大野奨太捕手(4年=岐阜総合学園)に熱視線を送った。

 今年のNO・1捕手、東洋大・大野に、同校OBのロッテ山下スカウトらが熱視線を送った。里崎、橋本の両捕手が負傷し、戦線離脱中のチーム事情がある。「肩が強いのはもちろん、打撃も良くなってきた。打てるキャッチャーは魅力」と上位候補に挙げる。昨季ソフトバンク大場とバッテリーを組んだ大野は、強肩が魅力で複数球団が1巡目候補にする。今季は主将もこなし「個人より、チームが勝つことが一番。打撃はもっと上げていきたい」と話す。この日は坂井が2打点の活躍。高校2年秋の関東大会で成田高時代のロッテ唐川にサヨナラ負けした。「刺激になる」と、同世代の活躍を力にする。