<東都大学野球:中大1-5立正大>◇第1週初日◇6日◇神宮

 元巨人投手の高橋善正監督(64)率いる中大は、黒星スタートになった。6季ぶりに1部復帰して迎えた初戦は春季リーグ3位の立正大が相手。4投手をつぎ込む必死の継投策も実らず、1-5で敗れた。開幕試合は東洋大が延長10回、4-3で青学大を振り切り、4連覇へ向けて好発進した。

 1部リーグでのデビュー戦を飾れなかった中大・高橋監督は、べらんめぇ口調で試合を振り返った。「今日はワシが悪かった。ワシの采配ミスや。選手は悪くない」。体重90キロ近い太めの体で、何度もベンチとマウンドを往復した。先発に起用したのは1年生の渡辺洋平(日大東北)。入れ替え戦でノーヒットノーランを演じた勢いを買った。だが、2回に1点を失い、6回も2死三塁のピンチを迎えた。指揮官が迷ったのは、相手4番に四球で一、三塁とピンチが広がった場面。「あそこが代え時だった。でも、渡辺は悪いなりに抑えていたので、そのツキにかけた」。ところが2点二塁打を浴びた。

 結局、4投手をつぎ込む防戦一方の展開で、完封を免れるのがやっと。それでもプロ出身監督はへこたれない。「打つ方は東都を代表する投手(立正大・南)によく食い下がった。明日だ、明日」と気持ちを切り替えていた。