<東京6大学野球:慶大5-0東大>◇第4週最終日◇6日◇神宮

 慶大が東大に5-0で快勝、勝ち点を2とした。連投の相沢宏輔投手(4年=熊本)が前日の6回パーフェクト投球に続き、この日は1安打ピッチングで完封した。東大は先勝しながら02年秋以来となる勝ち点を逃した。

 慶大・相沢が安打を許したのは3回、東大先頭の浜田昌平(3年=茨木)への2球目だった。スライダーを左翼線にポトリと落とされた。前日の6回パーフェクトから通算9イニング目の初走者。これが唯一の被安打になった。「9回だったらガッカリですが、序盤だったんで気持ちを切り替えました」。相沢は淡々と振り返った。連続無失点は17イニングに伸びた。

 3連投。この日は立ち上がりスライダーを多めに、相手が狙ってくると速球を増やした。最速141キロ。相場勤監督(44)も「彼に頑張ってもらうしかなかった。今日が1番よかった」とたたえた。相沢が入学してから東大戦の負けはなかった。初戦前日(3日)「負けないままで卒業しよう」と話し合った結果が、負け投手になった。東大に勝ち点を落とせば、27年ぶりの屈辱となるところだった。

 エース中林伸陽(3年=慶応)が4日に左ヒジの下に打球を受け、投球できないまま。慶大に25年ぶりに誕生した投手兼主将としては、どうしても負けられなかった。「きのう6回で代わったことがよかったと思います。最後のシーズンに投げさせてもらえるのはありがたい」。野球は大学まで、と決めている。相沢は完全燃焼するつもりだ。