日大国際1点届かず夢散る/神宮大会予選
<愛知・東海・北陸三大学野球連盟王座決定戦:金沢学院大3-2日大国際関係>1回戦◇6日◇愛知・瑞穂球場
初の明治神宮大会出場を懸けて臨んだ日大国際関係(東海2位)は、金沢学院大(北陸2位)に敗れ、初戦で姿を消した。プロ野球ヤクルトからドラフト指名された松井淳中堅手、麻生知史三塁手(ともに4年)擁する強力打線が沈黙。7回まで4安打しか放てず、3点差をつけられた。8回に麻生、松井の連打から好機をつくって1点差に迫ったが、力尽きた。静岡県勢初の明治神宮大会出場は、またも持ち越された。
最後の公式戦のあいさつを終えた松井は、左腕で顔をぬぐった。したたり落ちる汗と涙をこらえて、主将として気丈にふるまい、ナインを整列させた。だが、声を上げて涙する後輩たちの姿に、再び目が潤んだ。「終わったという実感がない。後輩たちをなんとしても(全国に)連れて行きたかった。それができなくて、本当に申し訳ない」。責任を感じて頭を下げた。
油断があったのかもしれない。3番麻生、4番松井とヤクルトから指名された2人を中軸に据えて、打力には自信を持っていた。3回に四球から始まって1点目を、4回には2失策で2点目を失った。もはや1点もやれない展開で、和泉貴樹監督(55)は5回から被安打2のエース横井貴行(2年)をベンチに下げた。「(勝っていれば)明日もあるので、上級生で頑張ってみようと」。打って、逆転できる-。そう信じていた。
だが、強力打線は沈黙した。看板の2人が3打席凡退するなど、7回まで4安打に抑えられた。8回にようやく2人の連打からチャンスをつくり2点を奪ったが、遅かった。「(相手投手が)緩急の使い方がうまくて、タイミングが取りづらかった」と松井。最後の打者となった秋の首位打者の砂原誠二塁手(3年)は「(リーグ戦から)時間があって…」と、実戦の感覚を取り戻せないまま、思うような打撃ができなかったことを明かした。
チーム、そして県勢初の神宮大会出場はまたもかなわなかった。くしくも松井と麻生は、その神宮が本拠地のヤクルト入りする。「大学で立てなかった舞台。早く(1軍入りして)その場所でプレーできるようになりたい」と、育成枠で入団する麻生。5位指名の松井は「後輩には、必ず神宮に行ってもらいたい」と願った。【今村健人】
[2009年11月7日11時38分 紙面から]
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