投打ガッチリかみ合った日本代表が、前回王者のアメリカを破り2連勝とした。夏の甲子園準V右腕の佐藤世那が相手打線を5安打完封、9三振を奪う力投で勝利に貢献した。

 打線も佐藤を援護した。5回1死二塁から8番津田が先制の右前適時打。2死二塁から1番オコエの一塁ゴロで、二塁走者の俊足船曳が生還し2点目。さらに2死一、二塁から二塁走者のオコエがけん制球に誘い出されるが、挟殺プレーの相手ミスに乗じてオコエは一気に生還し3点目を奪った。

 試合後、西谷浩一監督(45)は「前回大会で敗れた悔しさをもって大会に入った。前チームのメンバーにもいい報告ができると思う。大きな勝利で次につながる」と分厚い胸を張った。

 日本はA組で2連勝となり、30日に2連勝のオーストラリアと対戦する。