早実の清宮幸太郎内野手(2年)が、今日10日に都内で行われる明治神宮大会開会式で「特別会見室」を準備されていることが9日、明らかになった。中日にドラフト1位指名された明大・柳裕也投手(4年=横浜)、同2位の日大・京田陽太内野手(4年=青森山田)らは通常の取材エリアでの対応となる。関係者は「部屋を準備される選手は今まで記憶にない」。過去に日本ハム斎藤ら注目選手も多く出席した式典で、異例の“VIP待遇”で迎えられることになりそうだ。

 清宮効果で、前売り券の売れ行きも好調だ。主催の明治神宮関係者によると、昨年の同時期と比較して、およそ2倍の約2300枚が売れているという。また、通常は内野席のみの開放だったが、同関係者は「お客さんの入り具合によっては、外野席を開放することも考えています。最近では斎藤選手(現日本ハム)以来、なかったと思います」と話した。

 清宮は3日の日大三との秋季東京大会決勝で5打席連続三振を喫したが、6日の練習試合で高校通算75号をマーク。復調の兆しを見せている。大会は11日に開幕し、早実は12日の初戦で静岡と対戦する。