高校野球の甲子園大会で春夏通算21回出場、優勝2回の福岡・小倉高のコーチに、元プロ野球ヤクルト投手で同校OBの安田猛氏(69)が就任することが21日、野球部関係者への取材で分かった。

 来年1月初旬から指導に当たり、秋からは監督に就任する予定。同校は1978年春を最後に甲子園出場から遠ざかっている。

 安田氏は同校を卒業後、早大、大昭和製紙を経てドラフト6位で72年にヤクルト入団。「ペンギン投法」と呼ばれた独特のサイドスローで知られ、93勝を挙げた。約2週間前に「最後に母校で指導をしたい」と同窓会を通じて学校側に申し出たという。