昨夏の大阪大会を最後に休部したPL学園硬式野球部OB会が7日、大阪市内で行われた。中村順司元監督(70=名商大総監督)や木戸克彦氏(55=阪神球団本部部長)、金石昭人氏(56=野球評論家)、宮本慎也氏(46=日刊スポーツ評論家)ら82人が出席。総会では今月中に学校長に活動再開への嘆願書を出すことが決まった。

 OB会は昨年11月、学校側から今後は未定と伝えられた。鶴岡秀樹会長(57)は「何も決まっていないということは光があるということ」と期待を込めた。78年夏の甲子園初優勝時の主将、木戸氏は「休部であって廃部ではない。もうあかんというところから試合をひっくり返した“逆転のPL”です」と、お家芸になぞらえて復活を祈った。学生野球の指導が可能になる元プロの資格回復研修会を昨年受講した宮本氏は「復活したら、いの一番に飛んで行きたい」と、身を粉にする思いを明かした。OBも“逆転のPL”再現を願っている。