高崎健康福祉大高崎(群馬)がトリックプレーを成功させて延長15回を引き分け、再試合へつなげた。

 1点を追う9回2死二、三塁で重盗を仕掛けた。二塁走者が大きくリードを取ってけん制を誘い出した隙に、三塁走者の小野寺が本塁へ突入。小野寺は遊撃失策で塁に出て、無安打で同点のホームを踏んだ。「機動破壊」を掲げる同校らしいプレー。青柳博文監督は「サインプレーです。二塁走者が出て三塁走者が行く。あそこは打てる気がしなかったので、行くしかなかった。これでだめなら仕方ないと割り切りました」と大きな決断を振り返った。再試合は28日に行われる。