大体大浪商(大阪2位)がタイブレークの末、智弁学園(奈良1位)を14回逆転サヨナラで破った。

 1-1で延長戦へ。12回までは通常の形式だったが決着がつかず13回から無死一、二塁から攻撃するタイブレークに入った。

 13回はともに無得点。14回表に先攻の智弁学園が1点を勝ち越し。その裏大体大浪商は送りバントで1死二、三塁。2死後、5番田中が中前に逆転サヨナラとなる2点適時打を放った。

 四田勝康監督は「タイブレークは初の経験。ドキドキしながらやりました。無死一、二塁というのは点が入らんもんだなあと勉強になりました」と話した。

 センバツ出場の智弁学園を倒しての4強入りに「この大会に出る8チーム。どこが勝ってもおかしくないし、どこが負けてもおかしくない。勝つチャンスはあると選手に話していました」とふり返っていた。

 なお、近畿大会でタイブレークを導入したのは15年からだが、実際に行われたのは今回が初めて。関東大会では10回からタイブレークを行っている。