センバツ(21日開幕、甲子園)に出場する駒大苫小牧(北海道)が16日、愛知合宿最終日で今年の対外試合初白星を挙げた。三重・いなべ市で練習試合を2試合行い、第2試合で磐田東(静岡)を9-0で下した。昨秋の室蘭地区予選と全道大会で背番号1を背負い、今大会は11の左腕立花翔(3年)が3安打10奪三振で完封。15日の東邦(愛知)戦で好投した伊藤大海投手(2年)が創成館(長崎)との1回戦先発を確実にしているが、「負けたくない」と闘志を燃やした。

 立花は投球のたびに「うぉりゃっ」とほえた。15日夜、宿舎で佐々木孝介監督(27)から、背番号1の菊地翔太(3年)とともに「お前らがしっかりしないとダメだ」とハッパをかけられた。気合を表に出しながら、持ち味のカーブとフォークを丁寧にコントロールした。「低めにいつもよりいい感じで投げられた。こっち(愛知)に来てから勝ててなかったので良かった」と責任感を感じていた。

 エース番号を背負った意地がある。昨秋は地区、全道を通じ投球回数は1回2/3にとどまった。「1番を背負っていても投げる機会が少なくて悔しかった」。冬場は下半身の強化に努めた。「マウンドでは、バッターに思いっきり向かっていく」。ベンチ入り唯一の左腕は、甲子園での登板を見据えている。【保坂果那】