<高校野球秋季北海道大会:北広島6-3札幌開成>◇12日◇札幌地区Bブロック1回戦◇江別・野幌総合運動公園
北広島が札幌開成を下し、初戦を突破した。170センチ、右横手投げの中田悠輔(2年)が球速70キロのチェンジアップで相手打者を幻惑、8回まで打者36人に被安打8、失点3、奪三振6と好投した。9回はマウンドを譲ったが公式戦初登板で初勝利をもぎ取った。
中田は自信を持って70キロチェンジアップを投げ込んだ。練習試合で駒大苫小牧に6-1、北照に5-5と、9回を完投している経験からだ。「チェンジアップを低めに集めると打者のフォームが崩れ、使えるなと感じました」。2チームにはほとんどこの球を投げた。この日は最速122キロの直球にスライダーも交え、初回1死二塁を一飛、一塁ゴロで切り抜けると2、3回は3者凡退。4回に1点、8回に2点失ったが勝利に貢献した。
夏甲子園で話題を呼んだ東海大四の西嶋亮太投手(3年)の高く投げ上げるものとは違うが、横手からの緩い球は有効的。だが遅いだけに制球が生命線となる。「今日は、甘く入ったのは打たれました。西嶋さんはすごいコントロールです」。森田有監督(38)のアドバイスで覚えたばかりの遅球を武器に、中田は普通の投手から1枚脱皮して見せた。【中尾猛】

