日刊スポーツのニュースサイト、ニッカンスポーツ・コムの野球ページです。



ここからこのサイトのナビゲーションです

共通メニュー

企画アーカイブズ

QAなう


  1. ニュース
  2. 写真特集
  3. 全成績
  4. 全本塁打
  5. 著名人コメント
  6. 応援メッセージ
  7. 清原検定クイズ

松坂大輔「同じユニホームを着る夢途切れていません」

 7月下旬、西海岸への遠征中だった。レッドソックス松坂はホテルの自室で衝撃のあまり涙を流した。日本で清原の引退報道が流れる1週間前のこと。西武石井貴2軍投手コーチとの国際電話で「清原さんが辞められるそうだ」と知って言葉が詰まった。

 「小さいときからの目標だった方。当時の夢は清原さんと同じユニホームを着ること。野球を始めた当初は、打者としてプロを目指していましたから」。心に残るひと言があった。98年ドラフト1位で西武の指名を受けたが、希望球団への入団を目指し社会人入りも検討した。「松坂がプロに入れば、3年で1億円をもらう選手になる」。テレビ映像であこがれの人が名前を呼んでくれた。気持ちは西武入団へ大きく傾いた。

 松坂は「清原さんにそう言っていただくと変な自信が芽生えますよ。『遠回りするな』というメッセージに聞こえて、それがとてもうれしくて」。全対戦成績は27打数7安打、2本塁打、9三振。最も印象にあるのは2006年8月30日、最後の対戦になった試合だ。「これが最後かなと思いながら投げた。コースなんか関係ない、ただ無心に腕を振りました。本当の意味で全力でぶつかったのはあの夜だけ。ああいう投げ方はイチローさんにもした経験がない」。勝負球はすべて直球で4打席連続空振り三振。目標を与えてくれた人へ感謝の気持ちを込めた。

 「子供のころの目標、いつか同じユニホームを着る夢が、かなうと信じています。夢は途切れていません。この気持ちはなくならない。今はゆっくり休んでいただき、僕が今まで受けた恩をマウンドで、テレビを通して何か伝わる形でお返しします。本当にお疲れさまでした」。


バックナンバー




日刊スポーツの購読申し込みはこちら

  1. ニッカンスポーツ・コムホーム
  2. 野球
  3. プロ野球
  4. 清原特集

データ提供

日本プロ野球(NPB):
日刊編集センター(編集著作)/NPB BIS(公式記録)
国内サッカー:
(株)日刊編集センター
欧州サッカー:
(株)日刊編集センター/InfostradaSports
MLB:
(株)日刊編集センター/(株)共同通信/STATS LLC

ここからフッターナビゲーションです