マリナーズ岩隈久志投手(34)が今季2度目の先発に臨み、6回途中で1点リードのまま降板したが、勝敗はつかなかった。

 5回0/3を6安打3四球5奪三振で4失点(自責4)。防御率6・55。

 1回にカノとクルーズの連続弾で味方打線が3点の先制に成功した。その援護に応えるかのように、1回2死から満塁のピンチを迎える苦しい展開ながらも我慢の投球を続けた。だが、3回1死二塁から3番ゴンザレスの右越え二塁打で1点を返され、4回には2死一塁から代打ゲレロに初球スライダーをセンターへの2点弾として運ばれた。

 左打者が7人並んだドジャース打線を相手に、内角フォーシームや外角スライダーを使いながら攻めたが、簡単にはアウトを取らせてくれない。失点直後に味方打線が必ず1点を返してくれたため、常にリードを保ったまま。それでも、6回先頭イーシアのソロ弾で1点差まで追い上げられたところで降板した。

 岩隈は「自分のリズムでしっかり投げられなかった。テンポも悪かったし、相手の打者もすごくよかった。すごく苦しいピッチングだったと思います」と話した。

 打席では、4回の第2打席に送りバントを決めたが、その他の2打席は凡退した。

 試合は、1点リードで迎えた9回満塁の場面で、守護神ロドニーがケンドリックにサヨナラ打を浴びて負けた。