右手首の炎症と前腕の張りのため故障者リスト(DL)入りしているヤンキース田中将大投手(26)が27日(日本時間28日)、傘下3Aスクラントンのポータケット戦で2度目のリハビリ登板を行い、3回を1本塁打を含む3失点だった。

 立ち上がりの1回に先頭ブラッドリーにいきなり右翼線二塁打を浴び、さらに安打と死球で1死満塁とピンチに陥り、犠飛で1失点。2回には再びブラッドリーに本塁打を浴びるなどでさらに2点を失った。3回は3者凡退に抑えたが、予定されていた球数に近づいていたためここで降板。3回、打者14人に対して62球を投げ、4安打、2四球、4三振で3失点だった。勝敗は付かなかった。速球はこの日最速93マイル(約150キロ)を計時した。

 田中は2度のリハビリ登板を終え、明日28日(日本時間29日)に再び遠征先のカリフォルニア州オークランドでチームに合流予定。これでDLから復帰となるかと問われた田中は「すべてが思い通りにいくわけではないが、状態自体は特に悪いというわけではなく、ちょっとしたところだと思う。体を含め自分の状態は今のところ全然問題はないので、明日以降、話しながらになっていくと思う」と話した。