米大リーグでは先発投手5人で回すローテーションが一般的だが、メッツは故障防止を目的に先発陣を6人にする方針を決めた。

 現在の布陣はコローン、デグロム、シンダーガード、ハービー、ニースの5人だが、ジーが故障者リスト(DL)から復活する6月から実施するという。

 故障歴のあるメンバーばかりなのが理由だ。26歳の本格派ハービーは2013年10月に右肘靱帯(じんたい)の修復手術を受けて今シーズン復帰したばかり。14年の新人王で同じ26歳のデグロムは昨夏に右肩の炎症で、22歳のシンダーガードも昨季マイナー3Aで右肘付近に張りを訴えてDL入りしている。

 6人制にすれば、野手のベンチ入りメンバーが減ることになる。AP通信によると、かつてプロ野球オリックスを率いたコリンズ監督はそれでも「わたしはトミー・ジョン(肘の靱帯修復手術)や肩の故障をなくしたい。いろんなシナリオを想定し、緻密に計画を立てた」と話している。