直近2試合で13失点のヤンキース田中将大投手(26)が、6回を投げて6安打3失点1四球5奪三振と、3試合ぶりのクオリティースタート(6回以上3失点以内)をクリアし、復調の気配を見せた。

 球数は96球。

 防御率は3・94。

 球速は自己最速タイの時速96マイル(約154キロ)をマークした。

 初回、2本の二塁打などで2点を先行された。

 2回から4回までは無失点と立ち直ったものの、5回には三塁打と犠飛で1失点。

 6回を3者凡退に抑え、0-3と3点のリードを許して交代した。

 8回裏、ヤンキースが同点に追い付き、田中の黒星は消えた。

 勝敗は付かなかったが、試合後の田中は、「初回の2点は反省しないといけない。ただ、2回以降はうまく修正できた。ここ2試合に比べると、自分の中でハッキリと手応えがありました」と振り返った。

 試合は延長12回、2点を勝ち越されたヤンキースが、マキャンの3ランで逆転サヨナラ勝ちを収めた。