米大リーグ各球団の首脳ら関係者が一堂に会するウインターミーティングが7日、テネシー州ナッシュビルで始まり、岩隈久志投手(34)との契約合意が判明したドジャースのデーブ・ロバーツ新監督は「岩隈は健康であれば先発投手の中でもトップの存在だ」と大きな期待を寄せた。米メディアによると、契約は3年で総額4500万ドル(約55億4000万円)。

 43歳のロバーツ監督は母親が日本人の沖縄生まれで、外野手だった現役時代はドジャースで野茂英雄や石井一久と同僚だった。日本語はほとんど話せないが、岩隈とコミュニケーションを取る必要があり「母親からもう一度習って、日本語を磨かないといけないね」と笑った。

 ドジャースは先発の柱だった通算142勝のグリンキーが同じナ・リーグ西地区のダイヤモンドバックスに移籍することになり、マリナーズでの4シーズンで通算47勝を挙げた岩隈にはその穴を埋める役割が期待されている。