右肩の違和感を訴え、故障者リスト入りしていたレンジャーズのダルビッシュ有投手(29)が、6月8日以来、メジャーのマウンドに復帰し、今季初黒星(2勝)を喫した。

 初回、先頭打者を四球で歩かせたものの、その後は3者連続三振。2回も2三振を奪い、5者連続三振をマークした。

 その一方で、1点リードで迎えた3回裏2死一、二塁から、右翼線へ2点二塁打を浴びて逆転された。

 5回裏1死一塁から併殺コースの三ゴロを打たせながら、二塁手の落球でピンチが拡大。1-2のビハインドのまま、交代を告げられ、敗戦投手となった。

 成績は、4回1/3を投げて2安打2失点4四球9奪三振だった。

 球数は90球。

 防御率は3・15。

 最速は98マイル(約158キロ)。

 試合後は「球は前回のリハビリ登板よりはるかに良かったですし、肩の状態も良かったので、球自体は良かったと思います。感覚がちょっと合ってなかったかな、という感じがします」と、淡々と振り返った。

 敗れたレンジャーズは4連敗。