マーリンズ・イチロー外野手(42)がメッツ戦に「6番右翼」で先発し、先発右腕バートロ・コローン(43)とのメジャー最年長対決で安打を放った。

 2回の先頭で今季初対戦のコローンに対し、2-2からの7球目速球を右前打。足を警戒するコローンのけん制球がそれた間に二塁へ進み、次打者リアルミュートの三塁内野安打と三塁手の送球エラーの間に先制のホームを踏んだ。4回は三飛、6回は一飛で、コローンとの対戦は3打数1安打だった。コローンとは昨年9月16日以来の対戦で、前回は無安打。通算で109打数30安打(打率2割7分5厘)となった。

 9回の第4打席は守護神ファミリアに対しニゴロに倒れ、4打数1安打1得点だった。守備では4回から負傷のオズナに代わって中堅に移り、5回に4番グランダーソンのあわや本塁打かというフェンス際の大飛球をジャンピングキャッチする好プレーを見せた。

 チームは8回まで2-2の同点だったが、救援右腕ラモスが打たれ、5連敗した。

 イチローはコローンとの対戦について、頭を使う相手だと思うがと問われ「使いますよ、はい。審判を巻き込むピッチャーですからね、それがやっかいですね」と話した。