マーリンズのイチロー外野手(42)は技巧派右腕ヘリクソンを相手にいいところがなかった。

 4打席ともタイミングを外され、打率2割9分7厘と再び3割を切った。手元で変化する速球にカーブ、スライダーなどを織り交ぜられ、芯でとらえられない。対戦成績はこれで通算27打数4安打だ。

 マーリンズは後半戦だけで9度目の零敗。マッティングリー監督は「同じようなタイプ(の投手)に、一年中苦しんでいる。もっといい仕事をしないといけない」ともどかしそうだった。