インディアンスが2連勝でワールドシリーズ進出に前進した。

 第1戦に続いてこの日も投手戦となり、救援左腕アンドルー・ミラー(31)が2試合連続で複数イニングを投げ、第1戦から7者連続三振をマーク。この日は切れのあるスライダーを武器に7回から2回を投げ、打者6人に対し5三振を奪う圧巻の投球だった。

 ミラーは7月末のトレード期限にマイナーの有望株4選手と交換でヤンキースから移籍した優勝請負人。このポストシーズンでは、インディアンスのフランコナ監督がチームの誰よりも頼り切っており「彼を獲得するために多くを失ったが、それだけの理由がミラーにはある。彼はポストシーズンを戦い抜くチャンスを与えてくれる存在だし、実際にそれを果たしてくれている」と称賛。前日には31球、この日は24球を投げたミラーは、疲れた様子も見せず「今日は制球良く投げられる感覚があった」と涼しい表情だった。