広島黒田博樹投手(41)が18日に今季限りでの現役引退を表明したことで、米大リーグでゆかりのある投手が41歳のベテランに思いを寄せた。

 広島からドジャースに今季移籍した前田健太投手は、日米通算203勝の右腕に「去年、一緒にできた1年は貴重な時間だったし、思い出。日本でも米国でもローテーションを守って、投手としてすごい」と実感を込めた。広島は25年ぶりの日本シリーズを控えており「日本一になって黒田さんの最後をチームメートみんなで飾ってほしい」とエールを送った。

 黒田がいた時にキャッチボール相手だったドジャースのエース左腕、カーショーは「日本シリーズで頑張ってほしい。素晴らしいキャリアで、素晴らしいチームメートで、素晴らしい友人だった。こちらで会いたいし、来られないなら僕が日本に会いに行かないと」と話した。

 ヤンキース田中将大投手にとって、移籍1年目に助けられたのが当時ヤンキースにいた先輩の存在だった。練習に取り組む真摯(しんし)な姿勢を目の当たりにし「僕の野球人生の貴重な財産になっている。黒田さんから教わったことを糧に、活躍する姿を見てもらえるように、これからも頑張る」と感謝した。