米大リーグで今季カブスの108年ぶりワールドシリーズ制覇に貢献し、フリーエージェント(FA)となった抑え左腕チャプマンが7日、ヤンキースと5年総額8600万ドル(約94億6000万円)で合意した。スポーツ専門局ESPN(電子版)が伝えた。救援投手としては史上最高額という。

 キューバ出身のチャプマンは2010年にレッズでデビューし、昨オフにトレードでヤンキース入り。今季途中のトレードでカブスに移った。今季は2球団で計59試合に登板し、4勝1敗36セーブ、防御率1・55。7月には自身の持つ史上最速に並ぶ105マイル(約169キロ)を計測した。今オフのFA市場で目玉選手の1人だった。