ヤンキース田中将大投手(28)が1日、成田空港で取材に応じ、投手としてのWBC出場を断念した日本ハム大谷翔平投手(22)を思いやった。自身も今大会は辞退を決めたが、09年、13年と過去2大会で代表入り。「いや、もう何より、本人が一番そこの決断に至るまで悩んだと思う。その上での決断だと思うので、しようがない」と話した。

 メジャーでのプレーも、4年目を迎える。デビューから13勝、12勝、14勝と2ケタ勝利を積み重ね、日本選手初のサイ・ヤング賞も夢ではない。「去年初めて投票してもらいましたし、フルシーズン戦えたら自然とそういう権利、可能性は出てくるんじゃないかな」。まずは3年連続がかかる開幕投手の座に向けて「しっかり調整していきたい」と意気込んだ。