カブス上原浩治投手は8回を3者凡退とし、チームの逆転サヨナラ勝ちにつなげた。「ちゃんと抑えられてよかったし、勝ったことがうれしい」と素直に喜んだ。

 16日の前回登板では1死も取れず3失点と乱調で連続無失点が止まっていた。それだけに「早く投げたいという思いもあった」と言う。この日は好内容で、その間にきっちり立て直したことを印象付けた。

 特に速球がさえ、空振り三振を奪っただけではなく、内野飛球にも仕留めた。「オフに走り込んだのが生きている。スピードガン(で球速)は出てないけど、自分の中の手応えがすごくある」と納得の表情だった。