マリナーズ岩隈久志投手(36)の今季初勝利は、またしてもお預けとなった。

 今季6試合目の先発で、5回6安打3失点1四球4奪三振。勝利投手の権利を得て交代したが、救援陣が逆転され、白星は消えた。

 この日の岩隈は、立ち上がりから快調なテンポでアウトを重ね、2回までは無安打に封じた。

 5回表には、シモンズのライナーが左ヒザを直撃したものの、その後も続投し、ゼロ行進を続けた。

 ところが、4-0とリードして迎えた6回表無死二塁から3番トラウトに2ラン。さらに4番プホルスに安打を許したところで交代した。

 球数は81球。

 防御率は4・35。

 試合後は「全体的には、うまく投球できたと思います」と話す一方で、打球が直撃した影響について「痛かったです。問題なかったですが、ボールが浮いてしまいました。(体重が)乗り切れなかった部分があったのかな、と思います」と振り返った。

 試合は、マ軍が8回裏、4点を奪って再逆転。連敗を「3」で止めた。