ドジャース前田健太投手がメジャー初完封を逃したが、メジャー最多の8回1/3を投げ2失点に抑えて3勝目を挙げた。

 1回先頭のハリソンの二塁打から1死三塁とピンチを迎えたが、3番マカチェンをスライダーで空振り三振、4番ポランコも変化球で右飛に仕留めて無失点に切り抜けると、2回以降は危なげないピッチングを披露。二塁を踏ませぬ力投で8回まで3安打4三振無四球に抑え込んだ。しかし、1番から始まる9回、ハリソンにチェンジアップを左前打され、続く2番セルベリに98球目の甘いスライダーを左翼席に運ばれる2ランを浴び、完封は消滅。3番マカチェンを空振り三振に打ち取ったところで降板した。投球内容は8回1/3、104球を投げ5安打2失点5三振無四球1本塁打で、防御率は5・03。

 4月22日のダイヤモンドバックス戦で5回6失点と打ち込まれ、ローテーションの危機に追い込まれたが、同28日のフィリーズ戦で7回2失点と好投し2勝目。5日のパドレス戦でも5回2失点と勝敗は付かなかったが、試合を作ってチームの勝利に貢献。完封は逃したとはいえ、3試合続けての好投をみせて崖っぷちから見事に復活した。