エンゼルス大谷翔平投手(23)が、マリナーズ・イチロー(44)から“フェイク”をかけられた。

 試合前、左翼フィールドでキャッチボールを始めようとすると、右翼側でチームメートと談笑していたイチローを発見。駆け足で近寄り、背中越しからあいさつをしようとしたところ、突然イチローが振り返り、大谷から逃げるように走りだした。

 これも、愛嬌(あいきょう)。その後すぐに2人は笑顔であいさつを交わし、約3分間、談笑した。マリナーズの特別補佐に就任したイチローと大谷の直接対決はかなわなかったが、「常に憧れ続ける」存在との対面で、終始、楽しそうな表情を見せていた。

 大谷はこの日の試合前、変化球を混ぜて30球、ブルペンで投球練習を行った。ソーシア監督は「今日のブルペンも良かった。これからしっかり評価して考える」とコメント。正式な登板日の発表は現時点では発表されていないが、ブルペン入りの2日後、6日(同7日)の登板が有力だ。(シアトル=斎藤庸裕)