ヤンキース田中将大投手が6回1失点と好投したが打線の援護なく1-1の同点で降板して勝敗は付かず、5年連続2桁勝利はまたもお預けとなった。

 1回先頭のオルテガを四球で歩かせたがけん制で刺し、2回も先頭の4番ディートリックに初安打されたが遊直併殺でともに無失点に切り抜けた。1点先制した直後の4回は2安打され1死一、三塁のピンチを招いたが、4番ディートリックを一ゴロ、5番カストロを遊ゴロに仕留めてリードを守った。しかし、5回先頭の6番ディーンに初球の甘いスプリットをバックスクリーン左へ運ばれる同点ソロ本塁打を浴び、7回先頭で打順が回ってきたところで代打を送られて降板。投球内容は6回87球を投げ、4安打1失点1本塁打1四球4三振で、防御率は3・90となった。

 田中は7月31日のオリオールズ戦で自身メジャー最長の7連勝で9勝目を挙げ、10勝に王手を懸けていたが、5日のレッドソックス戦は5回途中1失点で勝敗は付かず、10日のレンジャーズ戦は6回途中6失点と打ち込まれて連勝がストップ。16日のレイズ戦では6回9安打も2失点と踏ん張ったが援護なく4敗目を喫し、4試合ぶりの白星を狙ったこの試合でも勝敗は付かず4試合連続の足踏みとなった。

 試合は延長12回の末、ヤンキースが2-1で勝ち4連勝。