ドジャースが2年連続でワールドシリーズ進出を決め、登板機会のなかった前田健太投手(30)も歓喜の輪の中に加わった。試合後のシャンパンファイトでは、目を真っ赤にしながら盛り上がった。

2年連続でナ・リーグ優勝を経験。「本当に(野球人生で)一番って言っていいほどの財産だと思います。こういう経験ができる選手って数少ないと思いますし、こういう舞台で投げられることは、選手として成長させてもらえる。そういう意味で今、素晴らしい経験をさせてもらっている」と喜びをかみしめた。

今シリーズでは4試合に登板し、防御率6・75と苦しんだ。自身の投球については「良い試合も悪い試合もあったんですけど、チームが勝てたことが一番なので、良かったなと思います」と振り返った。

23日からのワールドシリーズではア・リーグ王者のレッドソックスと対戦する。昨年は、あと1勝でワールドチャンピオンを逃した。「チーム一丸となって、去年の悔しさを晴らせるように頑張りたいと思います」と意気込みを語った。