エンゼルス大谷翔平投手(27)が、米野球専門誌「ベースボール・ダイジェスト」で野手部門の最優秀選手(MVP)に選ばれたことを7日(日本時間8日)、同誌が発表した。記者、キャスター、元選手や監督など長年メジャーに携わる19人による投票で、16人から1位票を得た。合計50ポイントで、2位ゲレロと大差でMVPに選出された。

今季、本塁打王を獲得したブルージェイズのゲレロには2人が1位票を入れ、合計36ポイント。合計13ポイントで3位のナショナルズ・ソトには1位票はなかった。また、捕手で史上最多記録をマークし、ゲレロと本塁打王に輝いたロイヤルズ・ペレスには1人が1位票を入れたが、合計ポイント6で4位だった。

大谷は今季、打者では打率2割5分7厘、リーグ3位の46本塁打、100打点、投手では9勝2敗、防御率3・18、投球回130回1/3で156三振を奪い、メジャー4年目で自己ベストの成績を残した。同誌はベーブ・ルース以来、100年ぶりの投打での活躍を評価。同誌が選ぶMVPには、53年間でエンゼルスでは3人目となった。

また、メジャー1年目の18年には同誌による投票で新人王に選ばれ、全米記者協会の投票でも新人王に選ばれている。