桑田真澄(くわた・ますみ)1968年(昭43)4月1日、大阪府八尾市生まれ。PL学園時代は清原(現オリックス)とともに83年夏から甲子園に5季連続出場し、83、85年夏優勝。戦後最多の20勝をマークした。

 早大進学を表明していたが85年ドラフト1位で巨人入団。セ・リーグ最優秀選手(94年)最優秀防御率(87、02年)最多奪三振(94年)沢村賞(87年)ベストナイン1度、ゴールデングラブ賞8度。94年8月13日阪神戦でセ最多タイの1試合16奪三振。巨人生え抜きの実働20年は王の22年に次ぎ、森、柴田、川相に並ぶ(投手では最長)。

 06年に巨人を退団し、07年に大リーグに挑戦。パイレーツとマイナー契約しキャンプに招待参加して順調にメジャーへの階段を上がっていたが、プレー中に審判と激突し故障という不運に見舞われてマイナーへ。その後、昇格し6月10日にヤンキースタジアムで、メジャー初登板を果たした。だが、19試合に登板するも勝ち星は挙げられないまま戦力外通告を受けて3Aインディアナポリス行きを固辞し退団の道を選んだ。

 08年にもパイレーツとマイナー契約しキャンプに参加。3月16日にはレッドソックスとのオープン戦で勝利投手になるなど順調だった矢先の現役引退宣言となった。

 日本での通算成績は442試合に登板して173勝141敗14S。パイレーツでは19試合に登板し0勝1敗。

 174センチ、80キロ、右投げ右打ち。家族は夫人と2男。