パイレーツ桑田真澄投手(39)が26日(日本時間27日)、引退を表明した。メンバー入りしたこの日のタイガース戦後、「自分の中では燃え尽きました。全部の経験がプラスです。(昨年)デビュー戦をヤンキースタジアムでできたのも信じられないし、18番をいただいたことも、パイレーツに感謝しています」と、穏やかな表情で話した。

 ハンティントンGMが、前日25日までに25人の開幕ロースターを固めた。最終段階までチームに残っていた桑田は、惜しくも漏れた。ここ何日か同GMと話し合いを重ねてきたという桑田は「開幕メジャーを目標にやってきて、最後の最後でメジャーに行けなくなって、引退を決意しました。若くて生きの良いピッチャーがたくさんいますから」と、若手に後を託してユニホームを脱いだ。

 今後については未定だが「ジョーブ博士に会ってから、日本に帰りたい。家族もいますし、(自分が面倒を見ている)少年野球の子供たちもいる。できるだけ早く帰りたいです」と話した。