米大リーグへの復帰を果たせず、現役引退を表明した元巨人投手の桑田真澄氏(40)が4日、米国から帰国、成田空港で記者会見し「最後の最後まで精いっぱいプレーできた。感謝している」と、心境を語った。

 桑田氏は招待選手でパイレーツのキャンプに参加していたが、3月26日にパイレーツの開幕ベンチ入りメンバーから外れたことを受け、現役引退を表明した。

 記者会見でも表情は穏やかで時折、笑みも交えながら「僕は野球をするために生まれてきた。長くて内容の濃い、充実したプロ野球生活を送れた」と自らの野球人生を総括した。

 今後については指導者への情熱を見せたが「いろいろな道がある。よく考えて選択したい」と具体的なことには言及しなかった。