左ひざ痛で故障者リスト入りしているヤンキース松井秀喜外野手(34)が21日(日本時間22日)、左ひざ手術を回避し、今季中の戦列復帰へ向けリハビリを継続することになった。

 松井はこの日、昨年11月に右ひざを手術した際の執刀医ロデオ医師の診察を受けた。ヤ軍キャッシュマンGMによると「医師には手術も提示された。だが彼は今季中にフィールドに戻れるように、リハビリを続けることを選んだ。我々は彼のスピリット、左ひざ痛にもかかわらず今季中のチームの勝利に貢献したいという気持ちを尊重したい」と、手術回避が決まったという。

 ただ復帰への道のりは険しい。同GMは「現実的ではないかもしれない」と前置きし「もう外野手として戻ってもらおうとは考えていない。DHとして本塁打を打って、ジョギングでベースを回れるようになれば戦力だが、その状態までは長い道のりだ」と、今季中の戦列復帰に否定的。少しでもひざが悪化すれば再び手術が取りざたされるのは間違いない。