ジャイアンツの一塁手だったランス・ニークロが、投手としてブレーブスとマイナー契約を結んだ。19日、サンフランシスコ・クロニクル紙が伝えた。

 1月で30歳になるニークロは2003年に大リーグ昇格した。07年までに通算195試合出場、打率2割4分6厘、17本塁打、79打点。今年はアストロズと契約したが、大リーグに上がれないまま戦力外となり引退したはずだった。

 しかし、ナックルボールで有名な兄弟の兄で通算318勝のフィル・ニークロ氏を伯父に、弟で通算221勝のジョー・ニークロ氏を父に持つランスは、自分もナックルボーラーとして大リーグ復帰を目指すと決意した。既に伯父のフィル・ニークロ氏に指導を受けているというランスは「これは冒険だ。それも面白い冒険になる」と話している。