広島からフリーエージェント(FA)宣言し、米大リーグ挑戦を表明した高橋建投手(39)の入団交渉が大詰めに入っていることが30日、分かった。高橋の代理人を務める中西剛氏はこの日、広島県廿日市市の大野練習場で「メジャー契約で、4球団に絞っている」と明らかにした。高橋は「チャンスをつかめる可能性が出てきた。向こうで頑張りたい」と語った。

 金融危機の影響で交渉は難航した様子。中西氏は具体的な球団名は挙げなかったが「この経済状況の中でも評価を受けたい」と話した。また、国内3球団からもオファーがあったことも明かし「本人がメジャーでやると一大決心をしたわけだから、決断が変わることはなかった」と語った。