ヤンキース松井秀喜外野手(34)がまた1歩、復活へ近づいた。27日(日本時間28日)、フロリダ州タンパでスパイクを履き、土の上でダッシュを開始。内野と外野の境目の部分を芝の切れ目に沿って、一塁から三塁へ、三塁から一塁へと8割の力で3往復した。

 力強く弧を描いて走る。往復のダッシュでは、両ひざに同じ負荷をかけたが「大丈夫だった。これで明日になっても痛みや腫れが出なければ、状態は上がっている」。

 昨年手術を受けた左ひざには、ここまで痛みや腫れは出ていない。試合に出るために必要な全力疾走も「もう少しでいけるんじゃないかな。ペースが上がってからは順調にきている」。全体練習が終わると室内練習場に向かい、たっぷり打ち込んだ。