エンゼルスと2年契約し、3日(現地時間2日)にアナハイムで入団会見を行った高橋尚成投手(35)が4日早朝、羽田空港着の航空機で帰国した。疲れも見せず、集まった報道陣に「朝早くからありがとうございます」と笑顔を見せた。

 高橋は「今年、日本人で対戦したのが、打つ方も投げる方も川上憲伸だけ。すごく寂しい思いをした。同じ地区にはイチローさんもいますし、西岡くん(剛=ツインズが独占交渉権を獲得)だったり、日本人のバッターと1日も早く対戦するのが楽しみ」と希望。巨人時代の同僚松井秀については「できたら同じチームでやりたいなという気持ちはあります」と話した。

 GMからは7、8回を投げる役割を期待されているが「自分の中ではまだ白紙」と高橋。「そうしないと自分に甘えてしまうし、これから競争していくという気持ちがある。モチベーションを高くして、エンゼルスのために1試合でも多く投げたい」と話した。