米大リーグ機構は28日、大リーグ移籍を目指す西武の中島裕之内野手を、ポスティングシステム(入札制度)による獲得可能選手として全30球団に公示した。入札は東部時間12月2日午後5時(日本時間同3日午前7時)に締め切られる。球団名や金額は公表されない。

 入札後に最高額が日本側に通知されるが、西武は下限を設けずに受諾する方針。最高額を入札した球団には30日間の独占交渉権が与えられる。

 中島は兵庫・伊丹北高から2001年にドラフト5位で西武に入団。04年から正遊撃手に定着し、08年には北京五輪に出場。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でプレーした09年にはパ・リーグの最多安打を獲得した。今季は全144試合に出場し、打率2割9分7厘、16本塁打、100打点だった。