ポスティングシステム(入札制度)を利用して米球界入りを目指し、獲得可能選手として大リーグ全30球団に公示されていた日本ハムのダルビッシュ有投手(25)の入札受け付けが14日(日本時間15日)に締め切られ、大リーグ機構は獲得希望球団があったことを明らかにした。

 日本野球機構を経て入札額(複数球団の場合は最高額)が日本ハムに伝えられ、日本ハムが受諾すれば、落札球団に30日間の独占交渉権が与えられる。日本ハムの回答期限は米東部時間20日午後5時(日本時間21日午前7時)。

 金額を伝えられた日本ハムの島田利正球団代表は15日、受諾するかは「まだここではお話しできません」と話した。

 米メディアの報道によると、複数球団が参加したとみられる入札の最高額は数十億円になると予想され、シカゴ・トリビューン紙(電子版)はカブスが参加したと報じた。

 ダルビッシュ投手は今季28試合に登板して18勝6敗、防御率1・44。276三振を奪い、2年連続で最多奪三振のタイトルを獲得した。