ヤンキースのジラルディ監督は3日、指名打者(DH)を務める左打者の獲得を希望し、アスレチックスからフリーエージェント(FA)となっている松井秀喜外野手を候補の1人に挙げた。ニューヨーク・デーリーニューズ紙(電子版)が伝えた。

 ニューヨーク市内でイベントに参加した同監督は「打者をもう1人加えるのはチームにとって大事なこと」とDHで起用できる左打者の獲得について話し、FAの松井、デーモン、イバネスの名前を挙げた。

 ヤンキースで松井は2003~09年にプレーし、デーモンも06~09年に在籍した。2人について「長年にわたってチームに貢献し、ニューヨークで成功を収めたことは、よく分かっている」と評価した。

 今オフのヤンキースは黒田博樹投手を獲得するなど投手を軸に補強。DHを務める予定だったモンテロがマリナーズへ移籍したが、キャッシュマン・ゼネラルマネジャーはFA選手獲得よりも余剰気味の投手のトレードが先決だとしている。