オリオールズのショーウォルター監督は24日、故障者リスト入りしている和田毅投手が同日に本拠地ボルティモアで受けた左肘のMRA(核磁気共鳴画像診断装置による血管撮影)検査の結果について「靱帯(じんたい)の損傷があった。いいニュースではない」と話した。

 チームドクターから報告を受けた同監督によると、異常が見つかったのは「契約時の身体検査の際には異常が見られなかった箇所」という。関係者によると、靱帯の部分断裂の疑いもある。

 今後、和田はボルティモアに残り、今回とは別の病院、医師による「セカンドオピニオン」を受ける予定。指揮官は手術の可能性について「可能性は可能性にすぎない」とし、「次の方向性を決めるため、ほかの意見も聞く」と話した。

 和田はキャンプ序盤に左肘の異常を訴えて出遅れたが、今回はその時と違う箇所の検査を受けた。