<マリナーズ2-5ヤンキース>◇25日(日本時間26日)◇セーフコフィールド

 マリナーズ岩隈久志投手は強力打線相手に粘った。失点は1回、ジーターのソロ本塁打のみ。「バランスがよくなかった」とボールが先行したものの、要所で踏ん張って5回までしのいだ。

 イチローとは3打席対戦し、3打席目の中前打だけに抑えた。その後、二塁を狙ったイチローを基本通りのクイックモーションで封じた。先輩日本人野手には「思った通り投げられた」と振り返った。

 しかし「複雑。ありがとうと声を掛けてもらってすごく寂しかった」とイチローとの別れを惜しんだ。「短いが一緒に過ごせたのは貴重な経験。野球に対する姿勢や人並み外れた準備を学ばせてもらった」としんみりと振り返っていた。