<レンジャーズ9-3マリナーズ>◇14日(日本時間15日)◇レンジャーズボールパーク

 レンジャーズ・ダルビッシュ有投手(26)、マリナーズ岩隈久志投手(31)がメジャーで初対戦した。ダルビッシュは7回2安打1失点、9三振2四球で今季15勝目(9敗)を挙げた。日本人投手1年目では、07年レッドソックス松坂に並ぶ最多勝。5回には今季200奪三振も達成した。岩隈は5回1/3、7安打2失点、4三振1四球で今季5敗目(6勝)となった。マリ000100002=3レン10100007×=9【ダルビッシュ&岩隈

 投球詳細】<試合前>

 ダルビッシュ、岩隈が先発。2人は日本で6度直接対戦し、ダルが3勝、岩隈が2勝挙げている。大リーグでの日本人投手対決は8度目となる。マリナーズの川崎は「9番・遊撃」で9月初の先発出場。<1回>

 ダルビッシュは、1番アクリーを二ゴロ、ソーンダーズを右飛、シーガーを中飛に打ち取った。

 岩隈は1番キンスラーに先頭打者本塁打を許した。最初は二塁打の判定だったが、ワシントン監督がビデオ判定を要求。本塁打となった。その後は三振、二ゴロ、右飛に抑えた。<2回>

 ダルは4番ジェイソを空振り三振とし、この日初めての三振。5番モンテロは遊ゴロ。6番カープは空振り三振。

 岩隈は1死後、7番ヤングに左安打を許す。8番マーフィーにも左安打を許したが、後続を三ゴロ、中飛に抑えてピンチをしのぐ。<3回>

 ダルは先頭のペゲロに三塁内野安打を許したが、その後の打者を一ゴロ、二ゴロ(9番川崎)、三飛。

 岩隈は2者連続三振。しかし、3番ハミルトンへのインサイドまっすぐの初球を右翼に運ばれ、この日2本目の本塁打。4番ベルトレは右飛。<4回>

 ダルは先頭の2番ソーンダースに粘られ、この日初の四球。3番シーガーの当たりはセンターに飛び、ハミルトンが一度グラブに収めたが取れず。二塁打となり、無死二、三塁のピンチ。4番ジェイソをカーブで空振り三振。5番モンテロの当たりは中犠飛となり、1点を失う。6番カープは二ゴロに抑え、同点のピンチはしのいだ。

 岩隈は一邪飛、中飛で2死後、7番マーフィーに低めのボールをとらえられ、右中間に二塁打。しかし、8番ソトを右飛に抑えた。<5回>

 ダルは3者連続三振。先頭のペゲロにはフルカウントからカーブで空振り三振とし、この日4つ目。今季200個目の三振となった。8番ロビンソンは低めいっぱいで見逃し三振。9番川崎は151キロを空振り、3球三振。

 岩隈は1死後、キンスラーに左安打。だが、その後は三ゴロ、得意のフォークで三振に抑えた。<6回>

 ダルは先頭アクリーを四球で出したが、その後は2番ソーンダースを中飛、3番シーガーをカーブで三振、4番ジェイソを一ゴロに抑えた。

 岩隈は4番ベントレを三ゴロとしたが、5番クルーズは遊撃内野安打。続くヤングは四球となり、1死一、二塁となったところで降板。5回1/3を投げ、7安打2失点で降板。球数は88。防御率は3・39。<7回>

 ダルは先頭のモンテロを三ゴロに抑えると、その後2者連続三振で、三振数を9とした。ここまでで球数は110。<8回>

 上原が登場し、ダルは降板。7回2安打1失点。防御率は4・02。