<エンゼルス1-3レンジャーズ>◇20日(日本時間21日)◇エンゼルスタジアム

 レンジャーズ・ダルビッシュ有投手(26)が、日本人投手の1年目では最多となる16勝目をマークした。

 エ軍先発グリンキーとの投手戦を制した。今季5度目の対戦となるエンゼルスを相手に、「思ったところに投げられなかった」と言いながらも好投した。1、2回と3者凡退。3回に1死一、三塁のピンチを迎えるが、トラウトを空振り三振に斬った後、捕手ソトが二盗を刺して併殺とした。1点リードで迎えた6回、無死一、三塁から再びトラウトを空振り三振に仕留めたが、次打者ハンターの遊ゴロの間に三塁走者が生還し、同点に追いつかれる。しかし、集中力を切らさずに、7、8回も無失点に抑えた。同点で迎えた9回に、体調不良を押して出場したベルトレが34号2ランを放って勝ち越し。9回のマウンドは守護神ネーサンに譲ったが、勝利投手となった。8回を投げて4安打9奪三振1四球で1失点(自責1)。防御率は3・90。

 ダルビッシュは「結果は良かったですけど、コントロールなど内容はあまり良くなかった。(5回目の対戦で相手打者は)大体分かっているので、楽に投げられたと思う」と話した。