松井秀喜外野手(38)が27日(日本時間28日午前7時)、ニューヨーク市内のホテルで記者会見し、現役引退を表明した。約20分間、引退に至った理由とこれまでの野球人生を穏やかな表情で語った。

 松井が会見で自らの野球人生を振り返った。

 「僕の野球人生を振り返りますと、北陸の小さな町で生まれ育ち、野球を始め、地元の高校で甲子園に出るという目標を達成でき、注目もしていただき、高校3年の時、ジャイアンツにドラフト1位で指名していただき、長嶋監督にクジを引いていただきました。長嶋監督に出会い、毎日のように2人きりで指導していただき、その日々が僕の野球人生にとって大きな礎になりました。その出会いに関しては大きなもの、長嶋監督には感謝し尽くせない気持ちでいっぱいです」。