巨人原辰徳監督(54)が28日、松井秀喜外野手の引退を受けて、都内の球団事務所で取材に応じた。

 一報に触れて感じたのは「1つの大きな松井時代というものが終わったのかな」という思いだったと言い、「非常に強い精神力、頑健な体、たぐいまれなパワーに度肝を抜かれた。1年目からすくすく育った選手だった」と印象を語った。

 この日の朝も松井から電話を受けたそうで、巨人のOBとしての松井に強い絆を感じてもいる。「少しのんびりするのもいい。のんびりしていれば、元来、野球人である松井秀喜という男が、ムクムクと立ち上がってきてくれると思う。彼にとっての巨人。巨人にとっての彼という、お互いが築いてきたもの。これから築きあげなきゃいけないものがあると思う」と、第2の人生に期待した。