<アスレチックス10-2マリナーズ>◇16日(日本時間17日)◇オークランドコロシアム

 マリナーズ岩隈久志投手(32)が、55日ぶりに負けた。今季自己最短タイとなる5回を投げて8安打3四球3奪三振4失点(自責4)で2敗目(7勝)。防御率を2・06とした。

 序盤から球が高めに浮き、苦しい展開となったが、要所で低めにフォークを集めて何とか粘った。だが、4回につかまった。先頭ドナルドソンの左越え二塁打を皮切りに3連打で2失点し、同点に追いつかれる。続く5回は、先頭ジェイソを四球で歩かせた後に連打され、2点の勝ち越しを許した。4回以降はア軍打線に球を見極められるケースが増え、球数がかさみ、5回を投げ終えたところ(92球)で降板となった。

 連続自責点なしのイニング数は31回2/3で止まったが、1988年にマーク・ラングストンが記録した34回に次ぎ、球団史上2番目に長い記録となった。

 岩隈は「1つ1つのボールはよかったと思うんですけど、打たれた球が甘かった。(勝ち越された5回先頭ジェイソに四球)もったいなかったと思います」と話した。